一宮について

一宮は平安時代から繊維の町として栄えていました。しかし、現在は中国製などの安価な衣料品が多くなったため、今はむしろ特殊な衣料品の会社が多く残っています。紅白歌合戦の衣装とか特殊な注文も多いようです。

繊維の歴史の中でも、天保12年(1841)の豊島半七が「綿屋半七」の名で綿花の仲買人を始め、明治維新を迎えた頃には大きな糸商として発展し、「山一商店」という暖簾を出すまでになりました。現在駅ビル内に図書館があります。多分これだけ大きい図書館が駅にある街は全国でもないでしょう。現在は一宮市立中央図書館となっていますが、元々は四代目豊島半七の寄付により建てられた豊島図書館が移転したものです。私はその図書館に毎日のように通っていたので、現在の私があるのは豊島図書館のおかげです。

繊維ということで織姫。七夕祭りが毎年7月に本町の商店街で行われます。それ以外に他の地域の人が一宮を訪れることはほぼ無く、残念ながら一宮市にこれといった観光スポットはありません。真清田神社という神社はありますが…

 

モーニングの発祥の地とも言われています。発祥の地というのは諸説あるので絶対とは言えませんが一宮は有力候補です。他の町は後出しジャンケンです。実際、一宮は繊維と農業があるので朝のご飯は喫茶店で済ますことが多いのです。私は東京へ行くとコーヒーに何もついてこないくせに高いので行きません。スタバだけです。しかし、一宮で喫茶店に午前中行くと、常についてくるグリーンマメにヤクルト、トースト、ゆで卵、サラダ、ときにはなぜか茶碗蒸しです。これでコーヒーの値段の所が多いので、東京の喫茶店へは行きません。一宮モーニングとしてホームページも立ち上げています。

駅の周りにも喫茶店は多いので是非お寄りください。

喫茶店では、イタリアンスパゲティーというものがありますが、これは他の地方で言うナポリタンスパゲティーがステーキなどをのせる鉄板の上に半生の卵焼きとともに出てきます。さらに喫茶店にチャーハンと書いてあるところがありますが、これは鉄板にのったピラフです。卵焼きを混ぜながら、食べるとご飯に焼き目が付いて疑似チャーハンになります。

喫茶店としては、コメダ喫茶店というのが東海地方最大の喫茶店チェーン店です。コーヒー専門店だけあってここのコーヒーは濃厚でおいしいですが、シロノワールというデニュッシュパンに冷たいソフトクリーム、さらにメイプルシロップが付いてくるという魔可不思議な味の食べ物がメニューにあります。暖かいパンの上にソフトクリームなのですぐに溶けてぐちゃぐちゃになりますが、熱くて冷たい名古屋独特の食感を楽しめる貴重な一品です。一宮の駅の近くにはありませんが名古屋には多数存在します。

 

他の飲食店も駅周辺に多くあります。

手羽先の風来坊(世界の山ちゃんは名古屋人からすると邪道です)、風来坊の方がにんにくの風味が効いたスパイシーなたれと、ピリッとしたこしょうの辛さ、また、最初は低温でその後もう一度高温でじっくり揚げてありますので、絶対に、風来坊をお勧めします。

居酒屋甲子園で1位になったこともある 寅”衛門(ドラエモン)グループの店があり、一番の高級は「いなせ 寅”衛門」ですが、他にも店名に「ドラ」が付くイタリアンや海鮮などがあります。

麦の道 すぐれのラーメンも好きですし、第一旭というチャーシュで麺が見えないラーメン屋なども地元民のおすすめです。駅の西口の方はお店は少ないですが、七福という焼き鳥屋さんもジャズが流れる一宮らしくないお店です。

全体的に名古屋で食べるより割安になります。今回懇親会をやらないので、ゆっくりできる方は是非どうぞ。

 

この近くにはジュエリー猪子という私の知り合いがやっている宝石屋もあり、娘さんが一線で行うようになってからは店内も一新して一宮には珍しい華麗なお店になっています。指輪を買いたければどうぞ。

 

手軽に食べるなら、コンビニなどで名古屋だけのパンとしてシキシマパン「サンドロール 小倉&ネオマーガリン」ヤマザキパン「サンドロール 小倉&マーガリン」フジパン「サンドロール 小倉&マーガリン」が出ています。ちなみにフジパンとシキシマパンの本社は名古屋です。また、小倉トーストには何を挟んでも可なので、イチゴ小倉サンド、抹茶小倉サンドなどバリエーション豊富です。

 

地元では絶対に売れないビンテージワインやうま安ワインを置いてある河野酒店もオススメです。楽天の中ではそこそこ有名で、リアルワインガイドという雑誌でも有名ですが、お店の前に看板もなく、売る気があるのかないのか分からない店です。ワインの話は進み始めると半日でも喋りまくっています。ただし車でしか行けず、日曜日は休んでます。前泊か後泊ができ、ディープなワイン談義ができる方はぜひ寄ってみると面白いお店です。

 

寿がきやは名古屋のマクドナルドです。香川であればおやつはうどんなのですが、愛知県は学校帰りのおやつは寿がきやです。

 

有名なのはカレーハウスcoco壱番という一宮市に本店があるチェーン店です。本店でのみカレーパンもありますし、カレーラーメンもあります。ただし、ここは車でないといけません。駅にもカレーハウスcoco壱番はあります。

 

一宮から名古屋までは JRで10分です。

 

名古屋であれば、名古屋城、徳川園がありその一帯は文化のみちと言って多くの記念館があります。

トヨタ産業技術記念館やノリタケの森は、名古屋駅から名鉄で一駅の栄生という駅からすぐです。トヨタ自動車の歴史や陶器を楽しむことができます。

栄という名古屋の中心街は、名古屋テレビ塔とオアシス21というオブジェが有名です。特にオアシス21は夜をお勧めします。最近インスタ映えの名所として有名です。

名古屋市科学館は実は私のお勧めです。ギネスにも載っている日本一のプラネタリウムがあります。土日は混雑するので早めに予約しておくことが必要です。

大須は東京の巣鴨と秋葉原を合わせたような街です。観音様と電脳が共存しています。メイド喫茶もあります。

熱田神宮は、草薙の神剣が祀られています。あつた蓬莱軒というひつまぶしで有名な店があります。ひつまぶしは、ウナギ一匹を焼いた後に、細かく刻んでお櫃の上にのせてあります。必ず、お櫃と一緒にお茶わんが出てきますので、まず、お櫃のご飯を十字に切り、まず一杯目は、そのまま茶わんに入れて食べます。二杯目は、ついてくる薬味をお好みに合わせて入れて混ぜながら食べます。3杯目は、ついてくる出し汁をかけてお茶漬けのようにして食べるのですが、お店によっては煎茶のところもあります。4杯目は、一番好きな方法で食べると言うのが名古屋人の作法です。なお蓬莱軒は出し汁ですし、いば昇(栄にあります)はお茶です。

鉄道ファンにはリニア・鉄道館が金城ふ頭にあります。

有松絞りで有名な有松は古民家の建物が残っています。現在も白壁の土蔵や、格子戸の建物が立ち並び当時のおもかげを残しています。

 

名古屋メシが有名になってます。

きしめんは基本的に早く食べるもの、名古屋駅構内の立ち食いが有名で最近はその場でかき揚げをあげています。わざわざ入場料を払って食べる人がいます。

名古屋で有名などて飯や味噌仕立てのおでんはビールがすすみます。有名なのは島庄という店です。伏見にあります。伏見は最近地下街がレストラン街として有名になっています。立ち飲みが多いですが、いいお酒が置いてあるお店が多いです。

伏見には大甚という伏見駅すぐの昭和にタイムスリップした感じの店です。全国居酒屋ガイドにもいつもランキングされます。

大須に行かれた場合にはピザのチェザリという所が有名です。今では当たり前になりましたが石窯で焼くピザは美味しいです。私にとってピザのみみが美味しいと思えるのはこの店だけです。

天むすは実は、昔からある食べ物ではありません。昭和32(1957)年頃に三重県の津市で天ぷら屋を営む夫婦が、自分たちの昼食用にとおむすびの具に天ぷらを入れたところ、思いのほか美味で店のメニューに加えたのが発端だそうですが、名古屋では大須にある天むす千寿という店が昭和55年に売り出してから爆発的に売れ出しました。現在では東京とかでも買えるのではないでしょうか。普通におにぎり屋さんのメニューにありますので試してはどうでしょう。

味噌カツは名古屋のソールフードです。名古屋は味噌文化なのです。八丁味噌に代表されるように、この地方の味噌は大豆をベースに製造されています。同じ味噌カツと言いながら、甘口のたれになっているところや煮込んでまるでコールタールのようになったやや焦げからいような味噌だれもあります。でも、名古屋でもっとも有名な味噌カツは大須に本店のある矢場とんというお店です。わらじカツというビッグサイズの豚カツを筆頭に鉄板豚カツや串カツがあります。

 

名古屋人はあまり食べない名古屋の有名なもの

あんかけスパゲティー

ヨコイという喫茶店で始まったそうです。でも、名古屋人でこれが好きな人は少ないと思います。胡椒からいあんかけがスパゲティーにかかっています。人によっては、おいしいという人もいます。

台湾ラーメン

台湾料理の味仙という店がはじめたので、台湾ラーメンといいます。肉味噌とにらが、辛目のしょうゆラーメンにのっています。名古屋では、結構いろいろなラーメン屋で台湾ラーメンを扱っています。もちろん本場台湾に台湾ラーメンはありません。でもここの一番は青菜炒めです。1分以内に出てきます。

オリエンタルカレー

名古屋人なら誰でも知っているインスタントカレーです。“めちゃくちゃうみゃーでかんわ。オリエンタルスナックカレー、ハヤシもあるでよー”という南利明という俳優の元祖名古屋弁のCMです。また、オリエンタルマースカレーという夢路いとし喜味こいしの“がっちり買いましょう”という番組でカレーを宣伝したのでも有名です。今食べるとそれほどおいしくないのですが、昔は家のカレーはこれでした。グワバというジュースも発売されています。酸っぱいだけのジュースのような気がするのですがまだ売られてます。

しるこサンド

松永のしるこサンドというリンゴジャムとハチミツとしるこを混ぜたものを挟んだクッキーです。なぜか塩もかかっていて、ハッピーターンのような奇妙な味です。

ういろう

青柳ういろうと大須ういろがあります。外郎は今から600年位前(室町時代)に今の中国から陳宗敬が伝えた薬です。モチ米、ウルチ米、葛粉と砂糖で作られた下肢が、形や色が薬の外郎に似ていた処から、「外郎餅」と呼ばれその名がつきました。漢字で書くと外郎なのでういろうと読めばいいとおもうのですが、大須はういろです。ういろにこしあんを加えたのがないろです。

えびせんべい

名古屋といえばえびフライですが、えびせんべいもおいしいです。万角の車海老工房一心というせんべいは、たった9枚で6300円。まるでピエールマルコリーニのチョコレートです。車海老がそのままの形でせんべいになっています。なかなか手が出せないので、ゆかりと言う小ぶりのえびの入ったせんべいが定番です。

名古屋に飛行機で来た人には名古屋空港で海苔のカンヅメが売っています。のり子さんシリーズです。外国人には人気です。缶の絵柄が可愛いです。名古屋ママというのはどう見てもマツコデラックスに見えます。

 

この機会にどこかへ立ち寄って楽しんでいってください。